2014年9月10日水曜日

9月9日 府立高等学校分会 府庁前ビラまき
 8月11日に京都府立桃山高等学校で一昨年起こった「退職強要」の末、雇い止めになったユニオン自立のA氏(非常勤講師)と組合が訴えている労働委員会の証人尋問がありました。
 A氏と被申立人側の教職員課・西田仁司氏の主尋問と反対尋問がありました。組合員と現場から教育労働者も応援の傍聴に参加。

 組合側は、A氏の退職強要と契約外業務の実態について、具体的に質問を行いました。長年、各学校で非正規で働いていたA氏は、とりわけ桃山高校では、こんなことも非常勤講師に押し付けるのか?という程、契約時間の週16時間を超えての過重労働がまかり通っていることを暴露しました。「教育のプロ」と称して労基法違反を推進している京都府を弾劾しました。
 退職強要についても、「生徒への質問がセクハラ」「裁判になる」「学校がもたない」「辞めてもらわないと困る」等々、校長と副校長がA氏に長時間に渡って恫喝した事実が明らかになりました。
 これまで「ある」と言っていた退職強要時の「メモ」が存在しないことや組合への「嘘つき」発言を団交で追求すると、被申立人の弁護士が「嘘と決めつけたことを謝らないように指導している」と発言したことも労働委員会で不誠実団交として証明しました。
 また、反対尋問では、被申立人は尋問時間60分のうち、わずか8分で終わり、A氏への反対尋問は実質出ませんでした。このように京都府の主張の「正当性」はなく、破たんしました。

 退職強要の核心である非正規職問題も追及しました。労基法の就業規則を正式に交わさず、「高額な単価」を設定しているので、16時間内に膨大な業務をやって当然という京都府の態度は許せません!
 非正規職撤廃!長時間労働反対!組合に加盟して闘おう!

 
次回は、最終意見陳述です。
9月16日(火曜)10時より 京都府労働委員会にて。


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